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楽しい暮らし&Cyobitto720 毎日のちょこっとの幸せや出来事を記しています。

かっこいい。

かっこいい。_f0182367_0224212.jpg

わたくし。

おとんとおかんがすっごくカッコいいと思っていますよ。





このシュークリームは、ケーキと一緒に持って来てくれた物です。

つまり、我が家は4人だと言うのに、あわせて10個のケーキを
持って来てくれた、、、と言うわけです。

いくら食いしん坊のあたくしでも、一晩のうちに
このごっついケイクを2個も食べる事が出来ませんでしたので
2晩に分けてすっかりお腹に収まりました。


ケーキを持ってきてくれた翌日に、病院の支払いを済ませ、
葬儀場の支払いを済ませ、お坊さんにお礼のお布施も収めて
全部済ませたから。と連絡がありました。

その時に
『竜宮っていう中華料理屋覚えとるか??
  今日。久しぶりに行ってなー。』

  (竜宮って、言うのは、ばぁちゃんの病院の帰り道にあります。
    胃癌をわずらってからは、残すのが嫌で、飲食店には入らず
              スーパーのフードコートに寄っていた様で。)

『久しぶりなのに、ちゃ~んと覚えててくれただわっ♪』

『んでなぁ、お店の人が「良い帽子、被ってるねぇ~。買われたの??」
                       って聞いとったぞ!!!
  「いやぁ~(*^-^*)ムスメが作ってくれたんだわ」
                          て言ったら
  「素敵だねぇ~♪何か(お店)とかやってみえるのー??」
                  って、えらく感心しとったぞー♪』

『前になー。何だったっけ??
  おっかぁにも、、、、、ホレ。
    色々編み込んで作ったカバン!!
      ん~、、、、、、、。何だったっけ?????
                     名前が浮かばんわ。』


私 『編み込み~????     パッチワーク??????』

『おおおお!!!そうそう。
  アレもよ~。知らない人に良く声を掛けられたんだぞ。
                     すげ~な。お前は。』

『まっ。支払いの事の報告もだけどよ。
   それが言いたくて電話したんだわ。じゃぁな。』

私「、、、、、???(笑)」

 『ところで、と~さん。何か困った事は無い??
          困ったらいつでもいってりゃ~よ。』

いつも、いつも。必ず。100%。
           おとんに言われる言葉です。

『アホか~。お前は。ソレは俺が言う事だ!!!

  何か困ってないか??いつでも言って来いよ。』

私『無いよ(^-^)』

『そうか!!!   じゃ~な!!!』




子供の頃から、
決して甘やかされた事はありませんでしたし、
すごく裕福と言うわけでは無かったけれど、
商売が上手く行ってなさそう、、、、。
とか
親の仲が悪い、、、、
とか。
お金の掛からない学校を選ばなきゃならない。
とか。

そういうコトを感じさせられた事は一度もありませんでした。


父は熱を出していても機械を回していたし、
母は、頭が痛くて髪の毛が逆立っていても、原稿を作っていました。

家には、毎晩のように営業マンが来て、
           両親が自宅で振舞っていました。

出入りの営業マンには、必ず喫茶店にコーヒーを配達してもらい
一息付いてもらっていました。

今思うと、彼らは本当に嬉しかったんじゃないかと思います。

だって、父達が彼らのお客さんで、彼らから物を買ってるんですから。

そんな中。良く食事にも連れて行っていました。

我が家も、独立をして自営をしていますが、営業や仕事に関わる事には
領収書を切ってもらいます。
なのに、両親は領収書を貰わないので、子供の頃。いつぞや聞いてみたら
『コーヒーくらい俺が飲ましたれるがや。』
『たまには、メシくらい食べさせてやれるがや。
  いちいち、そんな姿を見せとったら、ちっせぇ人間になってまう。』
と言っていたのを思い出しました。


普段。自営でいくら家にいるとは言え、職人の両親はずっと仕事をしていたので
休みになると川遊びに連れて行ってくれたり、ドライブをしたりして
私達に寂しい思いをさせないようにしてくれていました。


毎日、4時ごろからお客さん周りをするのですが
私が退屈でゴロゴロしていると、
『お客さんトコ行くけど、付いてくるか~??』
と、良く連れ出してくれました。


お客さんによっては、車で待つ事あるのですが
『おっ♪今日はkianchanが一緒か!!
   じゃぁ、あそこの喫茶店に行こうか(^0^)b』
と言ってくれる人や
父と2人で喫茶店に寄ると
『今日はムスメさんも一緒~!?!?じゃぁ、コレあげる~。』
と、ママさんにおもちゃを貰ったりとか。

そうかと思いきや、次の仕事をもらって
『ありがとうございます!!ありがとうございます!!
            また、よろしくお願いします!!!!』

と、いつも沢山頭を下げていました。

こうして、わたしたち兄弟は守られてきました。


勿論。
貧乏でしたよ。

父は、40年前。
タバコを買うお金が無かったそうで、
『おっ??今日は持ってないの??   ど~ぞ(^-^)』
と出されても、
『今は禁煙中なんだわ~』
、、、、って言ったそうです。

本とは、うまそ~に吸ってる相手を見て、欲しくて仕方が無かったそうです。

でも、今の自分がタバコを貰って、
いつ
同じように差し出す事が出来るか分からないのに、
            もらう事は出来なかったと言います。


祖母の葬儀の時に、
『兄弟中が良いのね。うちは、、、子供たちの兄弟仲が悪くなっちゃってね。
    これからも、ずっと仲良くしてね。』

と伯母に言われました。


親の背中を、とてもリアルに見てきた私達は、
この先もずっと離れる事は無いと思います。

だって、わたしのおとりやん君や、兄貴のお嫁ちゃんだって
おとんと、おかんの背中を見て感じるものがあると言う位ですから。
うちら、子供が何も感じなかったら、終わりっしょ(笑)



こんなにカッコいい両親がいてくれて、幸せなりー!!!!!!!!
by kianchan | 2010-08-29 01:25 | 日常とか